鮮度保持に配慮した最高のリンゴ

節税も戦略として考えていく
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12月から1月は、リンゴがもっともおいしいシーズンです。

日本生まれの品種『ふじ』は、いまや世界でもおいしいリンゴの代名詞となっています。

アメリカをはじめオセアニア、南ヨーロッパでも栽培が拡大して、小売店頭では「FUJI」の名称で売られています。

中国でももっとも栽培面積のある品種がこの「ふじ」です。

ほとんどが有袋栽培されていて色を回すため「紅富士」として、生産・流通しているほどです。

しかし、同じ「ふじ」といっても、”本家”の日本の蜜入り「サンふじ」は、独特の無袋栽培法です。

香りと甘さ、蜜が入った状態の独特の食感は、どの国にもまねができないようです。

肥培管理から剪定法、さらにシルバーマルチを敷いたり葉を取ったりしてまんべんなく日光を当てるなどの、日本のリンゴ農家の栽培技術の枠を集めています。

ふじの発祥の地、青森県は日本でも生産量ナンバーワンを誇っています。

なかでも主産地であるJA津軽みらいは、このもっともおいしいシーズンのサンふじ販売には細心の注意を払っているそうです。

この時期にしか味わえないサンふじの食味を、とりたての状態をそのままに、さらに長期間にわたって楽しんでもらうために産地としての責任と誇りをもって取り組んでいるといいます。

蜜入りのサンふじは、樹上で完熟状態のものを収穫するため、生鮮野菜のような鮮度保持の工夫が必要になります。

冷蔵貯蔵してその熟度を抑制しても、完熟独特の食味はせいぜい一か月程度しかもたないというデリケートな商品でもあるからです。

そこでJA津軽みらいは、おもに年末・年始の贈答用については、贈られた人が家庭で食味鮮度保持してもらえるよう、化粧包装箱の中に家庭用の機能性フィルム(ジッパー袋)を同梱して発送しています。

この試みは全国初とのことで産地JAとリンゴ農家の「おいしいリンゴも消費者に」という思い入れの産物だといえます。

贈答用の果物には、贈り主からの「おいしいものを届けたい」という思いが込められています。

ところが、もし届けられた果物に腐れや傷みなどがあっても、「せっかくいただいたものだから」という気持ちが強いために、贈り主にも産地にも、そんな品質に関するクレームは伝わらないそうです。

産地側にも改善をする機会が失われてしまうことにもなりかねません。

そこでJA津軽みらいが、贈答用の箱に家庭用の機能性袋を入れているのというのは、贈った人にも贈られた人にもうれしい、産地としての心遣いなのでしょう。

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